toki-iro22’s blog

〜某企業に勤めるキャリア30年以上のワーママ〜 情報リテラシー/人生哲学/真のミニマリスト/ 投資/働き方改革/心豊かに暮らす/ ほんの少しでもお役に立てると嬉しいです

女性のキャリアについて.vol 28

損か得か。

10年くらい前の話になる。
とても良くしてくれた部長が、新たな職場へ異動することになり、最後の激励会で私にそっと伝えてくれた事がある。

「損してると思う」

その人はとても気さくで話もよく聞いてくれた。仕事では「忖度なしで突き進め」のスタンスで、いつも背中を押してくれるサポート力抜群の上司だった。

当然ながら新たな職場でも、あれよあれよと驚く速さでスピードで昇進を重ねられ、今ではめちゃくちゃ偉くなられている。
私が最も尊敬する上司の1人だ。

当時は心理的安全性などの概念もなく「言うべきことを言う」女性はいなかった。もちろん強めの発言で突き進んで行く男性は存在していて、むしろそれが出来る人だと認知されていた時代だ。キャラもあるがその上司もそのタイプの人だった。

女性だと「損」をするんだ。

そもそも得か損かなどは考えもしていなかったが、時代が変わりつつあるとはいえ、それが現実なんだなとその助言で気づかされた事を今でも覚えている。

その上司は助言と併せて、最後に皆から送られた花束を「ありがとう、頑張って」と私に譲ってくれた。ブーケトスではないが「次は私の番だ」と勝手に解釈してマインドセットした事もよく覚えている。

今では女性も男性もない配慮がかなり進んできたが、現実はまだその時代を生きてきた世代と協働している事を忘れてはいけない。
多様な人材の特徴をしっかり掴んで進む必要があると考えている。

人に助言をするのはとても勇気がいる。

助言に耳を傾けることも勇気がいることかもしれないが、助言をしてくれる人に出会えることはとても貴重で恵まれていることだ。

後輩のためにも、時代に合わせて的確に助言ができる上司になりたいと今は思っている。

 

 

女性のキャリアについて.vol 27

4月昇格者の内示発表があった。

「未来に楽観的であれ」
たとえ途中で不運に見舞われたとしても、長期的にみれば物事は自分が望む方向に進むと信じること。
psychology of money
サイコロジー・オブ・マネー

これは、vol10で紹介した私の好きな言葉である。

今日まで色々な壁にぶつかり、不可能かと思われたキャリアプランが達成した。

目標のポストにようやく辿り着けたのだ。

支えてくれた家族、全ての人への感謝しかない。

女性のキャリアについて.vol 26

この先はどんな未来になるのだろう。
次世代のためにできることは何か?

判っているのは
「私達の若い頃とは常識や当たり前、価値観が違っている」
ということだけである。

「大企業に就職して終身雇用」となれば安泰だと言われてきた私達世代が「転職した方が良いね」などと実体験のないアドバイスができるだろうか?
実際に親や親戚からも大企業や公務員になる事を進められて育った世代だ。

世の中がどんなに変わって行っても、日々の会話や習慣、風土が組織をつくっているのだから、無意識のままで変わっていける筈もなく、賛同してもらえるまでの根回しや時間にかなり時間がかかっている。

昨年は沢山の業務改革をすすめた。
当たり前にやってきた業務を総点検し、膿を出し尽くしたのだ。
勿論パワーも使ったし、案の定嫌な顔もされまくった。

けれど効果を実感してもらうと、少しづつ賛同する人が増えてきた。
そうなってくると経営成果は大きい。
もう少し頑張ってみよう。

面倒でもリスト化すれば、検索時間は短くなる。
現状把握が早ければ、回答も速くなる。
簡単なことだ。

効率を上げると時間が作れる。
時間は貴重。

今の仕事を整備することで、得られる時間を有効に使いたい。

 

 

2024年🎍

新年あけましておめでとうございます

有難いことです。
今年も家族揃って美味しいお料理をたくさん戴きながら、笑顔で三が日を迎える事ができました。
全てに感謝です。

そんな中、元旦から悲しいニュースが相次ぎ、胸が痛くなりました。私達がちょうど宿泊地のヴィラに到着した元日16時頃に能登半島地震が発生していたようで、移動中で気がつかなかった私達は夕方のニュースで事態を知ることになりました。

明日から寒さも強まりそうで、これ以上の被災に遭われた方の被害が拡大しませんように。

心よりお見舞い申し上げます。

 

23年はこれまでの「常識」や「当たり前」が覆されるような出来事がたくさんあった一年でした。
政治、経済、芸能界など、今まで見えていたものは何だったのか?と思わされる事が毎日のように取り沙汰され、色んな事が急加速で変わって行き、多くの人の価値観さえも変えてしまったと感じています。

時間は命。そんな変化も受け止め、24年は新たな価値観を見出しながら、仕事、家庭、人生について探究していきたいと思っています。

今年も皆さんにとって素敵な一年になりますように。

女性のキャリアについて.vol 25

「仕事ができる」人とは?

①ファシリが上手い
②レスポンスが早い
③準備が合理的
④判断が冷静

①は「女性のキャリアについて.vol 19」でも述べたように成功するための最重要スキル。
②は心掛けるだけで関係者に好印象を与える。
③は①②が出来ればおのずとできる。
男女問わず④が一番難しい。

女性のキャリアについて.vol 24

先日、誰もが働きやすい職場環境づくりとして責任者でトイレの見直しについて話し合う機会があった。

社員からの主なクレームとしては
●汚しても掃除をしない人がいて不快
●エアコンが無くとても暑い
などが上がっている。

築30年近い建屋は全体的にデザインも古めかしい造りになっており、鏡も裏面の銀膜が化学反応をおこして「シケ」ができている。掃除をしても甲斐がなく若い世代が働きたくなる職場としてはリフォームが必要な時期だと感じている。

そこで私は男性ばかりの責任者の中、申し訳ないが「女子トイレのリフォーム案」を写真付きで提案してみることにした。

●ドアはカフェ風の木目調
●床は黒い大理石模様
●ハンカチを忘れて濡れた手でドアを触る人がいるのでエアータオル
●洗面台はシンプルで照明はLED
●ロック付きの個人ボックス

すると、男性陣は皆口々に
「ロック付きの個人ボックスはトイレに要らないだろう」と言いはじめた。

そうか、そう言うことか。
男性にはその理由や困りごとがわからないのだ。
働く女性にとってはとても大切な事。

少し丁寧にわかりやすく説明していく必要はあるが、何かを決定する責任者の場に女性が参画できていて良かったと感じた。